婚活の自己PR文で差をつける!「まわりから〇〇と言われることが多いです」から卒業する方法

婚活用プロフィールの自己PRの性格欄を拝見すると、よくこんなフレーズを見かけます。
「まわりからは〇〇と言われることが多いです」
一見すると、第三者の評価を引用しているようで客観性がありそうですが、私はこの表現に違和感を覚えます。
なぜなら、日常的に他人から自分の性格を評価される場面はそう多くないからです。
そして、もはやテンプレされているかのように、多くの方がこの表現を使用しています。
ですから婚活の場で差別化できるかといえば、答えはNOです。
せっかく時間とお金をかけて婚活しているのなら、もっと自分らしい言葉で、お相手の心に残る自己PR文を目指していただきたい。
それが結婚相手として選ばれるということだと思うからです。
今回は、他の結婚相談所がほとんど踏み込んでいない、自己PR文の「まわりからは〇〇と言われることが多いです」について深掘りします。
なぜ「まわりから〇〇と言われることが多いです」が婚活自己PR文にあふれるのか
無難で安全に見える
「まわりから〜」という表現は第三者の声を借りているため、自分を直接褒めている印象が薄くなります。書く側としては、自己主張しすぎない“安全な表現”です。
また他人の評価風なので、もし異性から違う印象を受けたとしても、気にする必要がありません。
ネットや相談所の例文集に載っている
婚活マニュアルや結婚相談所のサンプル集には、このフレーズが高確率で登場します。
そのため、特に初心者は「このくらいでいいだろう」と思い、そのまま使ってしまいます。
自分の魅力を言葉にするのが難しい
「あなたの性格は?」と聞かれてすぐに具体的に答えられる人は少数派です。
だからこそ無難で書きやすいこのフレーズに頼りがちです。
第3者の言葉にすることで、自分と多少違っても大丈夫という気持ちにもなれます。
この表現がもたらす3つの“もったいない”
疑問が残る
私が婚活中の方に「会社の同僚や上司、友人から性格を評価された経験はありますか?」と質問すると、ほとんどの方は「無い」または「ほとんど無い」と答えます。
もし日常的に「あなたは優しいですね」と言われるほどの方がいれば、婚活の必要がないくらい異性から引く手あまたではないでしょうか。
婚活中の方に限らず一般的には経験しないことなので、プロフィールを読んで疑問が残ります。
誰でも書ける大量生産のイメージ
せっかく婚活に真剣に取り組んでいても、誰でも使いやすい自己PR文では差別化できず、あなたの魅力的なお人柄を伝えるのは難しいでしょう。
みんな同じ、大量生産のイメージを持ってしまいます。
自信の無さが垣間見える
「まわりから〇〇と言われることが多いです」という書き方は、一見すると謙虚で控えめに見えます。
ですが裏を返せば、自分の魅力を自分の言葉で伝えられない印象を与えます。
婚活の場では、自信のある人ほど魅力的に映るため、他人任せの表現は自己評価が低いと受け取られかねません。
結果として、「積極性がなさそう」「相手任せになりそう」という先入観を持たれてしまうリスクがあります。
婚活自己PR文の本当の役割
自己PR文の目的は、自分の性格診断をすることではありません。
お相手に「この人と会ってみたい」と思っていただくことです。
そのためにはテンプレから外れて、自分の言葉で個性を引き出す必要があります。
もし今まで「良い人だったけど…」で終わってしまっているとしたら、まずはご自身の性格と向き合ってみませんか?
何となく作成したプロフィールから、個性をPRするプロフィールに変える。
その気持ちこそが、お相手が「結婚したい」と思うきっかけになるはずです。
「まわりから〜」を卒業するための書き換え実例【10選】
以下は、よくある婚活自己PR文を自分の言葉で書き直した例です。
テンプレ表現から抜け出し、具体的なエピソードを入れることで、相手の頭に人物像を浮かばせることができます。
1. 落ち着いている
Before:まわりからは落ち着いていると言われることが多いです。
After:どちらかと言えば温厚な性格だと思います。人と接するときには距離感を大切にし、相手が話しやすい雰囲気を意識しています。
2. 優しい
Before:まわりからは優しいと言われることが多いです。
After:人が困っていると、つい声をかけてしまいます。先日も駅で迷っている方に道案内をしたら、「助かりました」と言われて、とても嬉しくなりました。
3. 真面目
Before:まわりからは真面目だと言われることが多いです。
After:頼まれたことは途中で投げ出さないようにしています。職場でも、納期前には自分から進捗を報告するようにしております。
4. 気が利く
Before:まわりからはよく気が利くと言われることが多いです。
After:食事の場で、周りの人のグラスが空いていないか、つい気になってしまうタイプです。小さなことですが、そういう配慮を自然にしたいと思っています。
5. 明るい
Before:まわりからは明るいと言われることが多いです。
After:初対面の方とも笑顔で話すのが好きです。旅行先で知らない方と意気投合し、そのまま一緒に観光したこともあります。
6. 誠実
Before:まわりからは誠実だと言われることが多いです。
After:約束は必ず守るのが自分のポリシーです。遅刻はほとんどせず、予定の5分前には到着するよう心がけています。
7. 穏やか
Before:まわりからは穏やかだと言われることが多いです。
After:感情的になることはほとんど無く、職場でトラブルがあっても、まずは深呼吸をしてから話し合うようにしています。
8. 面倒見が良い
Before:まわりからは面倒見が良いと言われることが多いです。
After:後輩や友人から頼られると放っておけません。先日も友人の引っ越しを一日手伝い、「助かった」と感謝されました。
9. 行動力がある
Before:まわりからは行動力があると言われることが多いです。
After:気になったことはすぐに行動に移すタイプです。昨年はニュースで見た景色が気になり、翌週には現地に足を運びました。
10. 聞き上手
Before:まわりからは聞き上手だと言われることが多いです。
After:相手の話を途中で遮らず、うなずきや質問で会話を広げるようにしています。
自分の言葉で書くための3ステップワーク
婚活自己PR文を“自分らしい表現”に変えるには、次のステップがおすすめです。
褒められた出来事を3つ書き出す
例:友人を空港まで送った、同僚に差し入れをした、地域の清掃活動に参加したそのときの行動と気持ちをメモする
例:忙しかったけど喜ぶ顔が見たくて引き受けた婚活で伝えたい人柄に結びつけて文章化する
例:誰かが喜んでくれることが、自分の一番のやりがいです
プロフィールは“出会う前のデート”
婚活自己PR文は、会う前に交わす最初の会話です。
抽象的な説明よりも、あなたの行動や日常を描写した方がずっと印象に残ります。
性格に限らず趣味や休日の過ごし方でも、「旅行が趣味です」で終わらせるより、例えば「旅行が趣味です。温泉をメインに地元の旅館で地酒を楽しむのが好きで、最近では新潟の別所温泉に行きました。」と具体的に伝える方が、お相手もイメージしやすくなります。
まとめ
婚活自己PR文の「まわりから〇〇と言われることが多いです」は、便利ですが大量生産のイメージで、自信が無さそうにも見えるためおすすめできません。
できるだけ自分の行動や経験を、自分の言葉で伝えた方が魅力は伝わります。
お相手の頭に映像を浮かばせることができるような自己PRを目指しましょう。
結婚相手として選ばれるためにも、ご自身のことはご自身の言葉で伝えてください。
\ 神奈川の小田急沿線で地域密着、厚木の結婚相談所フォアファーザー /
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